家に帰ってきて玄関を入ると、家族の団欒がすぐそこにある。どんなに気分が優れなくて部屋へ直行したくても、必ずその団欒を通過して、リビングのなかにある階段を上って各個室へ入るようになっています。「ただいま」「おかえり」。そんな家族ならではの温かい挨拶が、必ず交わされるようになるデザインです。たとえ直接言葉は交わさずとも、その動きは家族にわかります。「今日は顔色が悪いな」「いつもと様子がおかしいかな」ということが、肌で感じられるはずです。
(参考)
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家族にしかわかってもらえないこともある。それが家族というものです。リビングから上っていく階段は、2階にいる家族と1階にいる家族の交流をも簡単にします。子どもが階段を上る途中で、リビングのソファに座っているお父さんが声をかける。子どもは振り返って、しばらくそこで会話が続き、終わればまた上がっていく(長引けば降りてきてお父さんのとなりに腰掛けるかもしれません)。立体的な空間でのコミュニケーションも可能になり、とても自由な交流が実現できます。この「立体的な空間でのコミュニケーション」の場は、そのまま2階スペースにつながっています。これが吹き抜け空間です。1階の中央広場であるリビングの空間は、なんとなく階段に移行していて、それがなんとなく2階につながっています。そしてリビング空間と2階スペースは、ひろびろとした視界のなかで直接つながっています。家屋全体がコミュニケーション−スペースとして利用されているので、「よどみ」が起こりません。これも家族が生き生きと交流できる仕組みです。
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