家電製品を主力に販売している、ある経営者も、こういう。「その頃、ウチの質蔵に、出たばかりでテレビで宣伝しているようなビデオが、結構あったんです。当時、秋葉原でも二〇万円ぐらいはしましたから。じゃ、これを売って商売にしようと、小売りのウインドーをつくって九万八〇〇〇円ぐらいで並べたら、これが売れたんですよ。お客さんも、なんでこんなに安いんだってびっくりしてね。だから、それからですよ、これはいけるぞと思って、質流れ品をどんどん並べて売ったのは」この店はその後、小売り部門を設けて店舗も拡張するが、同時に家電メーカーが次々にやってきて、直で販売契約を結ぶようになる。ビデオデッキのあとはワープロ、OA機器となり、最近は、バッグをはじめとするブランド品がブームを見せているほか、パソコンやAV機器関連が人気となっている。パソコンは、バージョンアップのスピードが速くて、毎年のように新しいそれにしたがって、中古品市場も動きが活発化しているのが現状である。家電製品を中心とした、そうした質屋市場の流れのなかで、変わらない人気を根強く保ちつづけているのが、時計、カメラなどである。指輪、ネックレスなどのジュエリーや時計は、やはりブランド品が強い。
Copyright (C) WWW.PDTC.NET. All Rights Reserved.