大学受験で必要になる科目の授業は、多少教え方がヘタな教師でも、集中したほうがいい。ただし、いくら大学受験科目でも、聞いてもまったく理解できない授業は受けるだけムダだ。もちろん、多少は理解できるなら、しつこく教師に質問して食い下がるべきだろう。また、家に帰ってノートを復習するとわかるようなら、しっかりと授業を聞いておいて損はない。ただ、どうあがいても、どんなに一生懸命に聞いてもサッパリ理解できない授業もある。授業が理解できない原因としては、教師があまりにもレベルの高いことを教えようとしている場合がひとつ。もうひとつ、過去に“穴”を残しているために、今やっていることが理解できないというケースもある。これは前に述べたとおりだ。後者の場合、これまでにやってきたことを理解して覚えてから進まないと、永久に授業に追いつけるようにならない。それだったら、その授業と同じ科目の内職にあてるのがうまいやり方だ。たとえば、わけのわからないことしかいわない古文の授業中に、助動詞の活用を暗記する。やたらに難解な理論の解説に熱中する物理なら、力学の問題を解きまくったほうが役に立つ。教科書を丸写しするような日本史の授業なら、「日本の歴史」などの新書を読んだほうが実戦力になる。同じ科目なら、内職としても目立たないし、教師に見つかった場合でも、「わからないところを調べていたんです」などといいわけもしやすい。「前に教わったところがサッパリわからないので、授業についていけない」と正直に告げ、内職を黙認してもらうための交渉も、ずっとやりやすくなるだろう。
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